これは男だらけの工業大学の学園祭の記録であります。
嘘偽りなき、真実の話。
これが工業大学の学園祭だっ!!
普通科の大学生には決して分からない青春がココにはあるのです。
笑える!大学生の頃の面白い話を長編でどうぞ【男!工業の大学祭3】
友人のタザンは彼女が居なく、女子と話すのが苦手だそうです。
(そもそも大学には女子が居ないので、話している所は見た事はありません)
彼女いない歴が年齢の男です。悲しいですね。
(工業大学には、こんな輩が大量に居ます。生半可な気持ちで工業に入ってはいけません)
僕が邪気を消し飛ばすように、景気よく言いました。
「明日の本祭でナンパしろよ。応援するぜ! あくまでも応援しかしないけどな!」
「無理だろぉー。いけるかなー俺が。この俺が」
タザンは絶望に満ちた顔で言いました。
無理に決まってんだろ。
僕は内心そう思っていましたww
そもそも無理なのに、自分で無理と言っているヤツに好機が訪れる訳はないからです。
根拠ない自信は、謎のネガティブよりは絶対に良いのです。
僕を見て下さい。謎の自信に満ち溢れています。
タザンよ! とにかくやるしかないんだ!!
僕も中学の頃は服に無頓着でダサかったし、背も低く貧弱だった!
しかし、変わるしかないのだ! ハムハー!(背は高校で伸びまくりました)
自分が変われば周りは変わるのです。
コレは自分で気づくしかないのです。
誰かが言っている気がするセリフですが、僕のセリフにしますw
ネガティブなままでは一生が詰まらないのです。
タザンを鼓舞し、僕は前夜祭のイベントに戻りました。
暗い雰囲気の男とは、あまり長くかかわらないのも大事ですw
その後も僕は仲間とステージにのぼり、アホな事ばかりしていました。
物凄く楽しかったです。
こうして前夜祭が幕を閉じました。
そして、いよいよ本祭の始まりです。
工業大学の学園祭、本祭が始まった
ついに待ちに待った本祭がやってきました。
大学に着くと、あり得ないくらい人が来ていますw
「なんだコレは…..。女だらけじゃねーかw この世にこんなに女性って存在してたのか!?」
*工業病
満車寸前ですが、なんとか駐車場に車を停め、いつも僕らが溜まっている食堂の椅子に腰を降ろしました。
しかし、僕の友人は誰も居ません。
「なぜアイツら来てねーんだ!!」
僕はキョガイトやヒデちゃん、キムモーにメールを乱打しました。
【学園祭に早く来るんだ!! 今日は一秒遅れると100円損すると思え!】
ふと前を見ると、フラミンゴがこちらに向かって歩いていました。
室内でサングラスをかけてやがります。
ロンリーチャップリンでも歌う気でしょうか。
「よう兄弟。今年も盛り上がってんな」
「おいフラミンゴ。今日もデカいな。皆が来るまでココで待とうぜ」
フラミンゴは186cmの長身を椅子に沈めました。
無駄にでけぇ。
しばらくフラミンゴと話していると、タザンからメールが来ました。
【もうすぐ着くよ】と。
なぜ僕はタザンにメールを送っていないのに、僕に来る事を知らせてくるのでしょうw
キョガイトに送ったメールの返信がタザンから来ると言うサイコな展開。
「おう、もうすぐタザンが来るってよ!」
「おう! 別にどうでも良いぜ!」
フラミンゴは圧倒的にタザンに興味がないようです(笑)
「あいつ、今日ナンパするって言ってたから、どんな格好で来るのか楽しみなんだよ」
「マジかよwタザンの事だからタキシードとか着てきそうじゃね?」
フラミンゴが何故かサングラスを外し、凄い事言っていると、遠くからタザンが歩いて来るのが見えました。
きた!
本日の主役が!!
タザンの服装やいかに!!
続きます。
また明日(^^)/