大金の入った財布を拾い、届けに行った話。完結編。【財布オンザロード】

 
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愛知県在住のイカれたアラサー*\(๑• ₃ •๑)*工場勤務の最下層から人生楽しみながら這い上がるぜぃ!

ま! ドスケンです!

本日は財布を拾って届けに行った話、ついに完結になります。

かなり引っ張ってしまいましたが、完結になります。

完結になります。

 

では行きましょう!!!

 

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マヌケとのコンタクト

 

「誰だよぉおおお!」

 

マヌケの声が響き渡る。

 

それにしても、誰なんだよぉだと!?

なんなんだ、コイツの態度は!!!」

 

こちとら財布を持ってきてやったんだぞ!!!

 

「何だよ-うるさいんだよ!!!」

 

や、野郎!!!

俺がキレそうになった刹那。

 

「財布。拾ったんですけど」

 

ゴボウが妙に優しい声で言った(笑)

こんな時は優しい声の方が効果があるのを知っているのだ。

 

 

「あぁあああ!? すいまてぇーん。今出ます」

 

 

なにがすいまてぇーんだよw

 

【ですよ】かコイツは。

 

 

ずでっ!! ドカン!!!

「うぐーっ!!!!」

 

マヌケが部屋の中で転ぶ音が聞こえた(笑)

 

大丈夫かよこいつ(笑)

 

マヌケが扉の前に来た!!

鍵をガチャガチャしている。

 

あぁ。長かったよ、この旅は。

しかしゴボウが居たから乗り越えれた。

やっと会える。

 

やっと会えるのねマヌケさんっ。

 

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マヌケ現る!!

 

「すいまてぇーん」

 

ついに扉が開かれた。

 

ヘブンズドアーっ!!!!

 

俺は鼻水が吹き出るのを必死で堪えた。

 

 

髪はボッサボサ、目は半開き、口からはヨダレを垂らし、きたねースウェットを着た男が臭い匂いと共に姿を現したのだ。

 

おおよそ、この世に存在してはいけないレベルの人だ。

 

マヌケは眠そーな目をこすりまくり、どーもぉぉぅうと言いながら俺らを見た。

なせデスヨみたいな話し方なんだ。

 

「うぅん!?」

ボーズ頭の二人を見て、一瞬動揺するマヌケ。

 

「拾ってくれたんですかぁぁ?」

マヌケは笑っていた。

困ると笑うタイプだなコイツ。

 

 

「ところで、コレあんたの財布ですか?」

ゴボウが財布を天に掲げた。

 

太陽の光りに反射され、汚い財布が美しく光った。

財布の持ち主はヨダレが光っていた。

 

 

「僕のですぅうううーありがとうございますぅうう」

 

こらっ! 俺は笑いを堪えてんだぞ!

これ以上刺激するのはよせ!

超我慢っつつ!!!

 

 

頭の中で、気を紛らわす為に社会情勢について考えていた。

 

「ありがとうございますぅうううー昨日、財布ないかもって思ってたんですよぉお」

 

「ないかもだと?」

 

「昨日飲み会があって、酔っぱらってたんですよぉお。ふらふらにぃ。財布ないなって思ったけど、眠いから寝たんですよぉおお」

 

何だって!? こんな人間がいるのか。

財布がナイのに寝る。

すごい思考回路だ。

他の追随を許さぬ世界一のマヌケだ。

 

「でも見つかってよかったですぅううん」

こんな奴の為に俺たちは…。

 

ゴボウは、そっと財布を差し出した。

 

「ありがとぅうございますぅう」

やはり、マヌケは想像通りの言葉を発した。

 

マヌケは財布を開き、「お礼ですよねぇええ……。お、れ、い!」

 

と、言いながら、何も見ずに財布から一枚札を抜いた。

 

見ろよ!!

そしてノールックで俺らに手渡した。

 

 

一万円だった。

一万円だったから良かったが、もし千円を引いていたら、御礼は千円だったのだろうか。

 

恐ろしい男だ。

そして何か臭い。

 

ちらっと見えた部屋の中は、まるでハリケーンが通った後のようになっていた。

 

なんて奴だ。

 

「それではぁぁ」

マヌケはドアを閉め、部屋に戻ろうとした。

 

「待てぃ!!」

ゴボウが猛った。

「後でカードがないとか、金が合わんとか言われたら嫌だでさ! 今確認してよ」

 

出た!
ゴボウの慎重な部分が!

コイツは訳解らん所で細かく、しかし大事な時に雑になり、サボったりする男なんだ。

 

すると、マヌケの口から信じられない言葉が。

マヌケの臭い息と共に、音が発生し、空気の振動により、俺の鼓膜を揺らし、こんな音が聞こえたの。

「なにが入ってたかなんて、解りませんよぉ」

「ありがとう、ありがとう、ありがとう……」

マヌケはドアを閉めて、フェイドアウトした。

~(完)

 

 

*オマケ*

 

しばらく放心状態の俺ら。

半笑いになりながら、俺らは金を半分に分けた。

 

ゴボウは言った。
「お前のセイだぞ大金を!」

「すまん」

 

俺らは財布を拾っても届けない!

空に誓った。

ゴボウは別れ際にこう言った。

 

「今度、この辺散歩しよーぜ。アイツまた財布落とすからさ」

俺は家に帰って寝た。

 

 

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